活動は・・・


私の任地での活動は郡の職員や地域住民を対象とした水の利用に関わる組織作り、指導、啓発活動ということなのですが。例えば水の使用方法や管理、公衆衛生などの衛生教育。しかし、3か月経った今もそのような活動はしていません。というのは、私の活動は技プロの方々と連携してということになっていまして、同僚は日本人の専門家がいることにより車の手配が容易にできたり、予算もおそらくあるのでスムーズに事が進んだりということになります。だから自分たちで何かをやるという状況にはありません。これは私のいる部署だけではなく、配属先全体、エチオピア全体も同じ状況であると感じます。ユニセフなどのドナーが机などを寄付したり、ポンプを修理したり、エチオピア人は「援助」に頼り切っていて、問題があっても改善しようという意識は低いように感じます。その理由は、みなお金がないから、自分には技術がないからわからない。そんなの知ってます!!お金をどこかのドナーから得られても自分たちでやろうとする意識がなければ結局意味はないと私は思うのですが。だから日本の技プロの人たちはマネージメントも兼ねて様々なワークショップのプロジェクトを行おうとしています。きっとエチオピアの人にとってはありがたいことのハズ。それなのに、チャイナやマネーなどの罵声を言って、もうこの国に将来はないのではないかとも感じています。
こんなことを最近は悩んでいまして、私の想像していた活動ともかなりかけ離れている状況でもあるなど、道のりはまだまだ長いです。
でも、愚痴ばかり言っていても仕方がないので何か自分にできることを見つけて活動していこうと思います。
写真は、ロープポンプ。コストも安いのでこれをエチオピア全土に普及させようとしているところらしい。果たしてどうなるのか・・・