〜〜ボランティアとしての活動は〜〜

5月に入ってからフィールドの残り2郡7サイトに行ってきました。今回も、給水施設に着いたと同時に「ここはどこ??」という電気も何もない辺鄙なところ。道もクネクネしていて自分がどこにいるのかさえわからない場所。サイトはムスリムが多く住んでいる場所でしたので、そこらじゅうにモスクが、女性も敬虔な人(ベールを被っている人)やそうではない人、男性は頭に小さい帽子を被っていたりと前回とはまた違うフィールドでした。今回で対象サイトを一通り見るのが終わり、次回の作戦を練る時が来ました。どうしようの一言。いろんな問題が今山積みです。
まず、専門家の人が一度みなさん日本に帰るのでプロジェクトの車がない。私の配属先では、お金がないので車があっても出せない。ガソリン代、ドライバーの日当など支払えない模様。なので、交通手段がない。
そして、カウンターパートとなる人、つまり一緒に仕事をする現地の人が、クビになり、私のオフィスにはエチオピア人が誰もいなく、相談相手すらいない。
アクションプランを作成しても誰に出していいか分からず、結局局長に出したら、他の部の部長に書類は回され、さらにその部長は忙しく、その下の人にと盥回しにされています。せっかく書いたプランも無駄になってしまった。もうありえない。帰りたい。きっと帰れる要素はたくさんある。でも、せっかく来たのだから途中であきらめることはしたくないし、専門家(愚痴を言われた人ではない別の人)のひとからも、途中で投げ出したら今後の人生もなにかあった時に投げ出してしまうことになるかもしれないから、辛くても頑張りなさいと助言をもらい、何とかまた頑張ろうという気になってきました。
来てから、ずっとこんな感じ。配属先を好きには慣れないし、仕事は日本人と一緒なので、派遣社員のような感じ。日本でバリバリと働きたいなと思ったりもします。
この状況をJICA事務所に話し、調整員の方と何度も話合った結果、今後どうなるかはわかりませんが、少しは改善策が見えてきました。とりあえずは、来月から一人でフィールドに出ることになります。かなり不安でいっぱいだけれど、アワサでじっとしていてもはじまらないので行ってきます。安全には気をつけて。